東紀州こどもの園 様 新築工事

三重県熊野市の『東紀州こどもの園』様の新築工事にて、屋根・一部外壁下地をミツイバウ・マテリアルが担当しました。
熊野の豊かな大自然を背景に佇む当施設は、様々なこだわりが随所に詰まった美しい建築物となっています。

熊野市 児童養護施設新築

当物件の設計は、世界的な建築家である隈研吾氏率いる隈研吾建築都市設計事務所様が担当されています。

現地を訪れると、壁面から大きく張り出した無数の垂木が真っ先に目に飛び込んできます。
60×150mm角の紀州杉を用いたこのファサードは、一般的なルーバーとは一線を画す迫力を持ちながらも、周囲の雄大な自然にマッチした暖かい印象を与えてくれます。

これらの垂木に支えられた屋根もまた、この建物の大きな特徴となっています。

屋根材には、ダイムワカイ様の「パーフェクトルーフ」を施工し、優美で柔らかな曲線を描く個性的なフォルムを実現しました。

パーフェクトルーフは粘着工法を用いた金属製の屋根材で、強力な防水性能によってあらゆる緩勾配に対応できるのが特徴です。
またその独特な施工方法により、曲線や多角形、球体や多面体など、複雑な外装にも幅広く使用できるため、デザイン性の高い建築物に数多く採用されています。

また、外壁は吹付部分の下地施工を弊社が担当しました。
象徴的な木材の意匠を、明るい外壁がより一層引き立てています。

壁面上部には垂木と垂木の間に通気口を設け、下部は土台水切りを裏側に隠すことで、よりシンプルな見た目に仕上がりました。

三重県南部は木材の品質も非常に高く、全国的にも有名な産地となっています。
地元の木をふんだんに使ったこの施設は、熊野市の新たなランドマークとして親しまれていくことと思います。

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